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26年の伝統を引き継ぐ

1994年光市室積で雑炊屋創業

山口県光市室積に1994年、雑炊と雑貨のお店「ささ乃や」が産声をあげた。

笹井夫婦が「気軽で美味しい雑炊で食べる人を幸せな気持ちにしたい、そして室積という町を元気にしたい」という

想いで創業した。「たくさんのお客様が、美味しかったよ。また来るね。と言ってくれるのが張り合いなんよ。良い時もお客様がほとんど来なくて不安になった時もあったけど楽しいんよ」オーナー店主である笹井さんはそう話して

くれた。皆に愛される「ささ乃やの命」とも言うべき「お出汁」も今の味になるまで、何度も何度も試行錯誤や改良を重ねてきたと語ってくれた。

「伝統」を引き継ぐ

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26年間、たくさんのお客様や地域に愛され多くの人を幸せな気持ちにしてきた「ささ乃や」。2020年12月、店主高齢の為、惜しまれながら閉店を迎えた。

当時の様子を聴くと「不思議と寂しさはなかった。ささ乃やのおかげでたくさんの人に出会え、楽しかった。子どもの頃親に連れられ来店していたお客様が、今度は自分の子を抱き来店してくれたり、お店と共に

歩めた楽しい人生だった」と嬉しそうに話してくれた。ただ、心残りがあるとするならば「ささ乃やを好きで通ってくれるお客様と会えないこと、室積の町の元気がなくなってしまうかもしれない。出来れば誰か継いでくれて室積のまちを元気にして欲しい」ということ。

 ご縁とは不思議なもので、「関わる人や地域を幸せにしたい」とさまざまな活動を精力的に行う、現女将「松本奈津美」が偶然見つけた小さな記事。人伝に笹井オーナーと会い話し込んだという。

互いの想いに共感し、お店を継ぐことを決意。26年間の歴史と培われてきた「伝統の味」をスタッフ総出で、何度も何度も教えを乞い、伝統のレシピや想いを引き継いだ。

「私たちは1年目であり、27年目なんだ」

松本女将は、そう自分に言い聞かせ、ささ乃やのファンの皆様とこれからファンになってくださるまだ見ぬお客様に「料理やお店を通して幸せな気持ちになってもらうために想いを引き継ぎ、新たな価値を提供できるお店にしたい」と凛としたという。

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26年間の「ささ乃や」の想いと伝統を継承すべく店名を「C-cafe ささ乃や」に決意。枕に据えた「C」とは「人と人が繋がるコネクト」、「関わる人がより自分らしく生き生きとなれる機会を提供するチャンス」「人同士や地域が繋がる場所としてのコミュニティ」などの意味を持つ。

新生「C-cafe ささ乃や」は「雑に炊く」と書く「雑炊」ではなく、「伝統と懐かしさ」「新しいと生き生き」とが混ざり合い「粋」が「増す」様にと「増粋」を提供するお店と定めた。

26年間培われてきた「伝統の味」「雰囲気」に「新しい」と「粋」を加えたメニューや企画をこれからも益々仕掛け、いつご来店頂いても「また来たくなるお店(場所)づくり」をスタッフ一同邁進して参ります。

今後とも末長くご愛顧下さいます様よろしくお願い申し上げます。

                                                                                                                       C-cafeささ乃や

                                                                                                                               女将 松本 奈津美

「粋」が「増す」増粋

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